総合機器センター所長 
                         林 宏哉 (理学部化学科教授)
                              平成22年4月就任

 岡山理科大学総合機器センターは、岡山理科大学の教員および学生が大型研究機器を
相互利用して最先端の研究を行うために設けられました。現在は他大学および企業の研
究者にもその門戸を広げております。

 岡山理科大学における大型研究機器相互利用の目的は、次の8つが挙げられます。

   (1) 大学全体としての研究経費の有効活用。
   (2) 大学全体としての研究機器の有効利用。
   (3) 研究機器の維持管理体制のシステム化。
   (4) 研究スペースの有効利用。
   (5) 若年研究者・学生の研究機器使用の奨励。
   (6) 最先端研究機器のリプレースの早期化。
   (7) 教員・学生・企業人の協力と共同研究体制の推進。
   (8) 社会に対する最先端研究機器利用による科学の啓蒙。

 この目的を円滑に遂行するために(1)機器使用法についてのユーザー講習会の開催、
(2)ユーザー会議の開催、(3)機器利用の実態調査とその評価の公表、(4)学外識
者による岡山理科大学総合機器センターの評価と公表、(5)機関紙発行による学内外
への広報活動、(6)総合機器センター見学の受け入れを行います。 

 さらに小型機器についても再利用を促進する基地として役割を担います。停年・
テーマ変更等で放出される小型機器を保管し、再利用希望者に提供することにより、
研究者には研究経費の有効活用、研究スペースの確保、研究活動の促進などの効果を
期待しています。

 岡山理科大学のキャンパスの広さは、機器をセンター化して有効活用するための最
適の広さです。学内のどこからでも岡山理科大学総合機器センターに歩いて5分で到
着し実験を開始できる環境です。

 世界の大学の中でも類い希なよい立地環境にある総合機器センターを教員・学生が
積極的に利用して実りある研究を行い国内外に最先端の研究成果を発信することを願
っております。