《 液体窒素の汲出し方法 》

☆汲出す前の諸注意
 1)液体窒素の汲み出しは、講習または指導を受けた者(特定者)に限定します。
 2)液体窒素の配布場所は、施錠可能、換気設備があり、責任者が常時チェックでき
  る場所とするために、2号館1階の液体窒素分配室とします。特定者には、開錠方
  法をお知らせします。
 3)液体窒素を汲み出す容器は、液体窒素専用容器とします。ポットなどは使用しな
  いで下さい。
 4)50リットル以上の大口利用者で、液体窒素容器を研究室に持って行く場合は、該
  当する研究室の教員が責任を持って管理して下さい。

☆汲出し方法(50リットル以上の容器からの汲出し
 1)持参した容器に取出しホース(フレキシブル金属製)を入れる。
 2)液体取出し弁(取出しホースの付いた弁)を完全に開ける。
 3)放出弁(何も付いていない弁)を完全に閉める。(強く閉める必要はない。)
 4)保圧弁(昇圧弁:容器と銅管で結ばれている弁)を少しずつ開け、容器内の気圧を
  上げる。ただし、最大0.03MPaとする。(容器内に液体窒素が少ないと保圧弁を回して
  もすぐに気圧は上がらない。)
 
5)液体窒素が容器よりあふれたら、あわてず放出弁を完全に開ける。気圧計がゼロ
  なる。
 6)保圧弁(昇圧弁)を完全に閉める。
 7)液体取出し弁を完全に閉める。
梅雨の時期、凍りついて閉まらない時があるが、解
  けてから閉める。
 8)取出しホースを持参した容器より抜き、ノートに必要事項を記載する。この時、凍り
  ついたホースに触れる場合は備え付けの革手袋を使用すること。

放出弁
液体取出し弁
保圧弁(昇圧弁)
気圧計
☆汲出し時、何か異変があった場合はすぐに
放出弁を開け、保圧弁を閉めて指導教員また
は藤井佳子教授(内4115)または栗木職員
(内4166)に連絡して、指示を仰ぐこと。

☆汲出し作業に不安がある場合は、上記教員
または、職員に指導を仰ぐこと。