ピコ秒蛍光寿命測定装置 |
概 要
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パルスレーザー光(波長約400nm)を照射し、試料からでる発光を励起波長から800nmの間の多波長(35〜130nmの領域)で高速(2×10−12秒〜10−6秒毎)に測定し、測定データをコンピュータに転送する。発光強度の時間変化をコンピュータで解析することにより、サンプルの発光の半減期を求めることができる。スペクトルも同時に測定し、10−9〜10−6秒オーダーのスペクトルの時間変化も得られる。発光強度の時間・波長依存性の3次元図も作成可能。また、単一指数関数でない減衰の場合でも、コンピュータで解析することにより反応速度定数などのパラメーターを得ることができる。例えば蛍光体から受容体へのエネルギーや電子の移動速度を求めることもできる。 |
性能 特徴
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半導体励起Nd:YVO4レーザー(Spectra-Physics Millennia-V)
Ti:Sapphireレーザー(Spectra-Physics Tsunami 3960/50-M2S)
2倍波発生装置(Spectra-Physics 3980-6S)
回折格子制御装置(浜松 C5094)
ストリークカメラ(浜松 C4334) |
利用申し合わせ
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利用者と管理運営
本装置及び装置室の管理・運営などの必要事項については利用者による利用者会議により、審議・決定する。会議は、装置責任者により招集される。
装置責任者は利用者の互選によって選出する。
(2)ピコ秒蛍光寿命測定装置の利用について
(a)岡山理科大学教員およびそれに準ずる者による研究・教育に利用するものとする。
(b)主たる利用者でない教員が利用を希望する時は、装置責任者あるいは利用指導者に申出る。
(3)ユーザー登録について
(a)測定はユーザー登録者・許可者による。
(b)新規ユーザーは、講習会に参加し、利用の熟練の後、ユーザー登録される。
(4)利用・予約方法について
(a)ピコ秒蛍光寿命測定装置の利用方法、日程については利用者会議で協議・決定する。
(b)予約は一日単位で行う。
(c)利用予約日に利用できなくなった時は、速やかに連絡すること。
(d)測定者は装置の利用日誌に必要な事項(日時、測定者名、利用時間等)を記入すること。
(e)装置に異常がある時は、装置責任者あるいは利用指導者に連絡し指示を受ける。同時に、トラブルの状況を日誌に記入すること。
(5)ピコ秒蛍光寿命測定室の利用について
(a)ピコ秒蛍光寿命測定の支障となる行為は測定者の許可のない限り、原則として禁止する。
(b)室内を清潔に保つため、ピコ秒蛍光寿命測定室内での飲食を禁ずる。
(c)掃除を行い、埃等の除去を行うこと。
(d)その他,室内の整理整頓に協力すること。
(6)利用料金について
(a)消耗品については、実費を利用者が支払うものとする。
(b)装置利用料については別に定める。
(7)利用者の規定事項違反について
上記規定に違反し、注意にも関わらず改善されないと認められるときは利用を禁止する。
?Gこの申し合わせは、平成13年 月 日から施行する。
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