高分解能走査型電子顕微鏡
概 要
hr-sem
走査型電子顕微鏡は、表面の凹凸や模様を観察するのに適した装置である。焦点深度が大きいため、立体的で鮮明な像を得ることができる。試料は、金属・セラミックス・鉱物・生物など、あらゆるものを対象とすることができる。現在本装置を使って研究されている試料は、銀ナノワイヤ・花粉胞子・多孔性材料などである。
性能 特徴

HR-SEM  高分解能走査型電子顕微鏡
 日本電子製 JSM-890
  分解能 0.7nm 
  加速電圧 0.7〜40kV
  最高倍率 100万倍
  金属、セラミックス、鉱物、生物試等の表面微細構造観察

利用申し合わせ

【HR-SEM(JSM一890),LV−SEM(JSM−5300)利用の申し合わせ】

1.HR−SEM,LV一SEM走査電子顕微鏡(以下走電と呼ぶ)およぴ走電室の菅理・運営など必要事項については,主たる利用者による会議で審議・決定する.会議は,責任者が招集する.

2.責任者の選出と任期について
 (a)責任者は,ユーザの互選により選出する.
 (b)任斯は,2年間とし再任を防げない.

3.走電の利用について
 (a)本学教貝およびこれに準ずるものによる研究に関するもの.
 (b)走電の性能向上,調整,補修,改良などに関するもの.

4.走電の利用‐申請について
 (a)年度の初めに課題登録を行う.
 (b)申し込みは,利用予定表に記入する.重なった場合は,責任者が調整する(HR一SEM).
 (c)通年利用者と臨時利用者に分けて,曜日を配当する(LV一SEM).
 (d)外部からの依頼については,各ユーザが窓口となって受け入れの可否を判断し,全ての責任をもつ.

5.使用料金について
別に定める.

6.走電の操作について
 (a)講習を受け,許可を得た教員およびそれに準ずるもの.
 (b)走電の操作に異常を認めたときは,直ちに機器センター技術員に運絡すること.
 (c)走電利用者は,使用後走電日誌に必要事項を妃入すること.

7.走電室の利用について
 (a)走電観察に支障のある行為は禁止する.
 (b)観察に関係.のない人の立ち入りは,禁止する.
 (c)走電室に不必要な機器その他を持ち込むことを禁止する(観察・実験に必要な機器・装置の持ち込みは,事前に箕任者の許可を得ること).
 (d)消耗品は,各ユーザの自己負担とする.
 (e)走電室の清掃は,当日使用したユーザが責任を持って行う.

8.利用者が申し合わぜに運反した場合,その他運営に支障を生ぜしめた場合,利用者の許可を取り消すことがある.

9.その他管理・運営について間題が生したときは,利用者会議で審議する.

この申し合わせは,平成8年l 2月l日から施行する.

岡山理科大学機器センター走査電子顕微鏡ユーザ部会