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共焦点レーザー走査型顕微鏡Confocal laser scanning microscopy

外 観

共焦点レーザー走査柄顕微鏡全景

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概 要

共焦点レーザー走査型顕微鏡(以下、CLSMと略す。)はレーザー光源を用いて,ピンホールを通過させた光を観察試料へと照射し,生じた蛍光光のうちピンホールを通過した光のみを高感度検出器でとらえて可視化する顕微鏡である。通常の顕微鏡では焦点面以外からの光が像の鮮明さを損なうが,CLSMでは焦点のみの光を観察するため,きわめて高解像で鮮明な画像が取得できる。また,レーザー光を走査してコンピューターにより画像を再構築することで,光学的な断層像を得ることができ,さらには3次元像をも構築することも可能である。このような画像は,通常の蛍光顕微鏡では得ることが不可能である。CLSMはタンパク質・細胞レベルの機能解析のみならず,組織や小動物まで,幅広く観察対象となっている。

さらに本機器は高感度・高速を必要とする生きた細胞・組織のイメージングや、複雑な実験操作手順を容易に設定できるよう操作性も進化させたCLSMである。生きた細胞のライブイメージングやタイムラプス観察などでは,光退色が起こらない弱い励起光での高感度観察と高速撮影機能が要求される。本機器はそれら要求される十分な性能を備えており,細胞の分裂や増殖の素過程を容易に観察することが可能となる。また、コンピューター制御の電動ステージにより観察対象の視野像を精密合成することで,個体・組織レベルでの高分解能な蛍光画像を得ることが可能となっている。さらに,スペクトラルアンミキシング機能により,重なった蛍光スペクトルを高精度に分離することができ細胞内のタンパク質の位置情報の解析が可能となる。本機器では超解像度技術により120nmの非常に高い分解能を達成しており,高度な細胞内分子イメージングにも対応可能である。

名称(略称) 共焦点レーザー走査型顕微鏡
型番(メーカー) FV3000(オリンパス製)
レーザーコンバイナー 405nm:50mW 488nm:20mW 561nm:20mW 640nm:40mW
顕微鏡 倒立型リサーチ顕微鏡 最小送りステップ 1㎛
分光検出器 ・冷却GaAsP型フォトマルチプライヤー 2CH
・マルチアルカリ フォトマルチプライヤー 2CH
スキャナー 銀コートガルバノメータスキャナーミラー2基
設置場所 C3号館2階④室
機器責任者 生物化学科 林 謙一郎

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